鯨論・闘論

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水産庁・森下丈二 漁業交渉官 森下丈二 氏は,国際捕鯨委員会(IWC)日本政府代表団のメンバーとして持続的捕鯨の推進に尽力しています。積み重ねられたデータに基づき,合理的判断をもって持論を展開。感情論を超え,捕鯨議論に新たな局面を切り開くことを目指しています。

 森下丈二(もりした じょうじ)氏は,1957年生まれ。京都大学卒業。1982年農林水産省。米国ハーバード大学大学院卒業。1992年より捕鯨問題に関わる。水産庁 漁業交渉官を経て,2008年4月から同庁 参事官。

どうして日本はここまで捕鯨問題にこだわるのか?

水産庁・森下丈二 参事官

この記事へのご意見:90件

ご意見をお寄せいただいている皆様へ(鯨ポータル・サイト編集室)

 鯨ポータル・サイトをご覧いただき,ありがとうございます。おかげさまで「鯨論・闘論」は大きな反響をいただいております。森下 氏あてのご意見も数多く寄せられており,同氏も編集室も大変感謝しています。すべてに回答はお約束できませんが,可能な範囲でお答えいただき,編集作業を経て皆様に公開している次第です。

 しかしながら,現在,公務ご多忙につき,回答までに数ヶ月掛かる状況です。同氏には,お時間あるときに回答いただくとの条件で編集室からの依頼を受けていただきました。ご意見を寄せていただいた皆様にとっては,少しでも早く回答を得て議論を深めたいとお考えのことと存じますが,その点をどうぞご理解くださいますよう改めてお願いいたします。

 引き続き,鯨ポータル・サイトをよろしくお願いいたします。(※以下,森下 参事官の主張です)


水産庁・森下丈二 漁業交渉官 このコーナーへの投稿の第一弾として,「日本はどうして世界中の非難を受けながらも捕鯨再開にこだわるのか」という疑問についての考えを私なりにまとめてみたい。この疑問は様々な機会に呈されてきたが,その答えも様々である。捕鯨を支持する立場からは,科学的根拠に基づく資源管理を支持するから,日本の文化だからといったものが主張され,捕鯨に反対する立場からは,捕鯨関係者の政治力が強いから,一部官僚の独走,捕鯨が愛国主義の象徴となっているといった意見が聞かれる。日本人は英語が不得意だから世界の世論を理解できていない,もっと一般の日本人を啓蒙すべきだという記事もオーストラリアの新聞に掲載されたことがある。
 ここで,捕鯨にこだわる「日本」が,日本人一般なのか,一部の日本人なのか,日本のマスコミなのか,日本政府なのかによって,その答えは千差万別であろうが,本文は,あくまで私自身の立場から見た考え方である。

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