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昔のくらし・今のくらし2010 再現!昭和38年のクジラの給食


 2008年から毎年開催されている川崎市市民ミュージアム(神奈川県)の企画展「昔のくらし・今のくらし」。川崎市内の小学校3年生の社会科カリキュラムにあわせた展示が行われます。今年は「くらしの道具のうつりかわり」と題して,冷蔵庫や洗濯機など,わたしたちの生活に欠かせない道具の歴史を見直しました(会期は1月19日〜4月4日)。

 この企画展の一環として同ミュージアムのレストラン3104では,昭和38年の給食を再現したメニューを用意し連日限定で販売。およそ2週間替わりのメニューには当時使用されていた献立表から代表的な数品がセレクトされました。
 その中に“クジラ”を使ったメニューも2品登場。2月16日〜28日には“鯨肉入カレーシチュー”が,3月16日〜4月4日には“鯨のたつた揚げ”が選ばれました。

 同展開催日の毎日午前11時〜午後2時まで,平日15食・土日祝日30食限定で用意されたこの給食再現メニューは連日完売となる人気ぶりで,実際に召し上がったみなさんにも好評とのこと。“クジラ”をなつかしむ方から当時の食生活について語る方まで“食”をめぐる会話も大いにはずんでいました。昭和の給食を懐古するとともに,戦後日本人と“クジラ”との関係を振り返り,これからの“食”のあり方を再考するよい機会になったようです。


“揚げパン”と“鯨肉入カレーシチュー” 昭和の給食をおいしく召し上がるお客さん 昭和の給食をなつかしむお客さん
▲2月16日〜28日のメニューは,“揚げパン”と“鯨肉入カレーシチュー”でした。昭和38年2月15日に実際に出た給食です。今回の鯨肉はニタリクジラのもの。店主さんご自身が出掛けて市場で購入されたそうです。お客さんはみなさん,大変満足された様子。なかには「当時よりおいしくなっちゃっているよ」という方も。同ミュージアムのスタッフの方にお話によると「現在の食材で“昭和38年”の味を再現するのはなかなか難しい」チャレンジだったとのこと。パンはわざわざ一度冷凍にするなど工夫されたそうです。各テーブルにはメニュー解説書も置かれていました
昔のくらし・今のくらし 2010 “鯨のたつた揚げ”給食
▲「昔のくらし・今のくらし 2010」の会場。今では映画などでしかお目にかからない木製冷蔵庫や国産第1号のワープロなど貴重な“道具”がたくさん展示されていました。また,“鯨のたつた揚げ”をメインにした学校給食のレプリカも(右写真/提供:川崎市市民ミュージアム)。企画展の鑑賞料金は無料で,再現給食メニューのほか,子ども向け展示解説や体験コーナーなど関連企画もありました

 

■関連リンク

川崎市市民ミュージアム ホームページ

昭和38年の学校給食がやってきた!(クジラのイベントリスト)

 

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