| ▲生月町博物館・島の館の学芸員,中園成生(なかぞの しげお)さんによる研究発表。「平戸諸島域の捕鯨」と題した,捕鯨法と漁場の関係に着目した講演でした。生月島の隣,平戸島の東部海域(平戸瀬戸)では,潮流にさかのぼるクジラの習性を見極め,待ち伏せて捕獲することがされていたそうです |
▲「盤亀台岩刻画(ばんきだいがんこくが)に見る鯨類と捕鯨」と題し,韓国でも先史時代から捕鯨が行われていたことを説明するパク・クビョン 教授(釜慶大学校名誉教授)。日韓での捕鯨文化の交流がなされていたと考えられることを指摘しました。また,当時の捕鯨文化では,儀式的な呪術が重要な役割を果たしていたという興味深いテーマも提示 |
▲熊本市教育委員会の文化財保護主事の金田一精(かなだ いっせい)さん。「縄文時代にクジラ漁は行われていたか」というテーマで発表。製作にクジラの椎骨(ついこつ)を利用した縄文時代の土器は九州広域に分布しているそうです。長崎県や佐賀県の外洋に面した地域が,その椎骨の供給源である積極的な捕鯨地域であった可能性を示唆しました |