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 5月10日(土),長崎県・生月町の船員福祉会館で,「第2回 日本伝統捕鯨地域サミット」の前夜祭が催されました。生月町・森 隆俊 町長の主催者あいさつで幕を開けた前夜祭。翌11日のサミット本番の成功を確信させる盛況ぶりとなりましたが,その中心はなんといっても各地に伝わるクジラ料理の披露と,鯨唄の実演でした。
 クジラ料理試食のコーナーでは,伝承料理研究家の奥村 彪生(あやお)さんが,「鯨料理の過去」と題し,江戸時代のクジラ料理を再現。また,各地に伝わるクジラの郷土料理や,新感覚のクジラ創作料理も一堂に会し,参加者の舌を満足させていました。
 一方,長崎県下の伝統芸能として,江島鯨唄保存会(崎戸町)と有川鯨唄保存会(有川町)が鯨唄を実演。その迫力あふれる演奏に会場中が圧倒されていました。
 遠路よりの懐かしい顔ぶれや,新しく知己を得た者同士,クジラ談義に華を咲かせる和やかな前夜祭でしたが,同時に,守り継いでいくべき日本の伝統に改めて触れることで,「第2回 日本伝統捕鯨地域サミット」の重要性と参加への決意とを再確認した宴でもありました。

▲会場の船員福祉会館は,生月町の舘浦漁港に面しており,丘側には「生月大魚籃観音」という高さ18メートルの観音様が鎮座しています ▲奥村さんの指揮の下,江戸時代のクジラ料理を再現している生月町婦人会のみなさん。開場の数時間も前から準備に余念がありませんでした ▲クジラを使った新しい料理にチャレンジしているのは有限会社 松浦商店の岡村英子さん。今回出品されたのは「鯨の燻製(くんせい)」
▲主催者あいさつをする森 町長。江戸から明治にかけて古式捕鯨で栄えてきた生月町。この地でのサミット開催の喜びと参加者への歓迎の意を表しました ▲長崎県の金子原二郎 知事。知事は生月町出身とのこと。子供の頃は鯨肉で育ったそうです。日本も腹を決め捕鯨問題に取り組む時期だとの一言も ▲祝辞を述べられる田浦 直(ただし)参議院議員。自民党「捕鯨議員連盟」の一員でもあります。生月町からの声が全世界へ響くことを期待すると発言
▲生月町出身の黒田成彦 長崎県議会議員。「クジラと人間の未来を考える長崎県議会議員の会」事務局長も務めています。文化としてのクジラ料理を満喫してほしいと,あいさつを締めくくりました ▲韓国・蔚山(うるさん)広域市南区のイ・チェイク区庁長。韓国でも先史時代から捕鯨が行われていたそうです。蔚山では,5月末から6月にかけて「第9回蔚山くじら祭り」が開催されます ▲生月島に伝わる世界最初で唯一のクジラ料理専門書「鯨肉調味方」に,誇りを持ってほしいと熱弁をふるう奥村さん。クジラそのものはもとより,クジラに寄生した貝や虫までも,余すことなく美しく食べていた島の伝統を,世界に訴えてほしいと述べられました。今回の再現料理はこの書物からのものです
▲「第2回 日本伝統捕鯨地域サミット」の成功を祈り乾杯。発声は,長崎県・平戸市の白浜 信 市長 ▲クジラ料理を味わいながら歓談の時間。楽しいクジラ談義を通じて,翌日のサミットへの英気を養っていました
▲ 写真中央は水産庁増殖推進部漁場資源課の小松正之 課長。捕鯨問題のエキスパートはクジラ料理にも精通されているようでした ▲会場では参加者の目の前で調理される料理もありました。揚げたて,出来たてのクジラ料理。どれから食べたらよいのやら,参加者も思わず迷ってしまいます
▲なつかしの味から新しい発見まで。ひとことでクジラ料理といっても,ちょっとしたアイデアや調理法で多様な味わい方が楽しめます。そんなクジラ料理の真髄を,大人も子供も十分に堪能したようです ▲江島鯨唄保存会による鯨唄。捕鯨によって生活を支えてきた人々の,海の幸たるクジラに向けた感謝の念と喜びとを伝える実演でした
▲「クジラと人間の未来を考える長崎県議会議員の会」幹事長の末永美喜 議員。長崎県全体が捕鯨文化の伝統継承と商業捕鯨再開に向けて注力していると述べられました ▲昨年「第1回 日本伝統捕鯨地域サミット」が開催された山口県・長門市の松林正俊 市長。日本人は,食文化はもちろん,さまざまな面でクジラと付き合って文化を築いてきたと強調 ▲有川鯨唄保存会による実演。唄も踊りも迫力満点の勇壮な鯨唄。命を懸けてクジラに挑んできた人々の思いが偲ばれます
▲サミットで講演も行うパク・クビョン教授(中央奥)をはじめ,韓国の捕鯨関係者も多数出席。捕鯨を伝統文化として継承してきた地域は,日本のみならず世界中に見られます。国際的な交流を通じ,捕鯨文化の再検証と未来とに新しい展開が期待されます ▲中締めの音頭を取るのは,生月町議会の豊永完爾 議長。高タンパク低カロリーの鯨肉はダイエットを目指すご自身には貴重とのこと ▲「第2回 日本伝統捕鯨地域サミット」成功と,商業捕鯨再開への願いを祈願して万歳三唱。参加者全員による熱く頼もしい万歳が会場中に鳴り響きました
古今東西クジラ料理の大披露
▲「テイラ(尾羽毛)」。奥村さんによる再現料理。テイラという名称は,そのまま「鯨肉調味方」に載っているそうです ▲同じく再現料理の「鯨赤身鋤焼」。現在のすき焼きのルーツはこれだそうです ▲「赤身煮物」。今回の奥村さんの再現料理は,「鯨肉調味方」にのっとりながらも,味は今様に工夫を凝らしていました
▲「漬け丼」。新しい創作料理の一品です。若者受けしそうですね ▲「鯨カツドッグ」は,新しい創作料理。これを片手にクジラの町を散策してみたいものです ▲「鯨の燻製」は,有限会社 松浦商店の岡村さんの一品。お店では特にメニューには載せていないとのこと。食通のお客さんに頼まれると出すそうです
▲「鯨カレー」。株式会社 マルホKLのレトルトカレーです ▲こちらはマル幸商事株式会社MRSの「くじらカレー」 ▲「本皮サラダ」は,新しい創作料理の一品。食欲をそそるサラダです
▲「鯨の煎り焼き」,現在で言うところのすき焼き。生月町の郷土料理 ▲「くじら汁」。長崎県・有川町の郷土料理。有川町では冬の定番として親しまれてきたもの ▲「鯨煮しめ」は,長崎県・諫早市の郷土料理。旬の野菜を活かしており4月,5月が特においしい季節だとのこと
▲「田舎風ひじき煮」。宮城県・牡鹿町の郷土料理。捕鯨をしていたころの日常的なおかず。刺身などの残り物を利用した家庭料理だったそうです ▲「ごまあえ」は,和歌山県・太地町の郷土料理。昔はマッコウクジラの赤身が材料でしたが,今回はツチクジラの肉で代用 ▲「南蛮煮」。山口県・長門市の郷土料理。大晦日に大きいものを食べると縁起が良いとの伝承がある山口県。「南蛮煮」は大晦日のご馳走料理です

 

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 情報告知サイト「日本伝統捕鯨地域サミット」

 クジラTOPCS「第1回日本伝統捕鯨地域サミット 前夜祭」

 


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